アメリカはクレジットカードやデビットカードの普及率が日本よりも高く、多くの方が当たり前のようにインターネット上でカード番号を入力し買い物などをしています。
しかし、その一方でカード番号がハッキングなどで知られてしまう不安もあります。
そこで今、仮想クレジットカード、仮想デビットカードというサービスが生まれつつあります。
仮想クレジットカード、仮想デビットカード
一時的に、期間限定で使える仮想メールアドレスサービスというものがあります。それに近いイメージですね。アメリカでは同じように仮想電話番号というサービスもあります。
仮想クレジットカード、仮想デビットカードというのは、期間限定、金額限定で一時的に使えるカード番号を発行することをいいます。
あまり信用できないサイトでカード番号をいれて買い物をしなくてはならないときなどに有効です。万が一カード番号が盗まれてしまったとしても、すぐに期限切れになるので悪用される心配はありません。
アメリカではバンク・オブ・アメリカやシティといった大手の銀行だけではなく、最近アメリカで話題の金融サービスPrivacyもこのサービスを行っています。日本ではちょっと趣旨は異なりますが、仮想クレジットカード番号という意味ではVプリカのようなサービスもあります。しかし、一時的に使える、というものではありません。
仮想であるが故の欠点も
このサービスは短い期間でカードが期限切れ扱いになります。そのため、万が一返品などの手続きが必要になったとき、ちょっとめんどくさくなってしまうデメリットもあります。
日本での普及は?
仮想メールアドレスも、それはそれで悪用もあり、こういったいわゆる「捨てアドレス」の登録を不可とするサービスも多いですね。仮想クレジットカードについても、大きな普及はしないかもしれません。しかし、ネットビジネスが盛んになるにつれ、クレジットカードの管理については不安がつきまとうものです。こういったサービスが日本にも上陸するときがくるかもしれませんね。