キャッシュレス社会、男女で意見が真っ二つ。賛成派の意見、反対派の意見とは?

キャッシュレス社会についてのアンケートの結果がでています。男性のほうがキャッシュレス化を進む声が多かったとのことです。また、全体としてはキャッシュレス社会になったほうがいいという意見とならないほうがいいという意見が、若干の差はあれど、ほぼ拮抗していることがわかりました。

キャッシュレス社会、男女で意見が真っ二つ 博報堂調査

キャッシュレス社会に賛成の意見

賛成の意見を見ると、財布を持たなくていいという意見や、手間を省ける、ポイントが貯まるといった利便性を推す意見が多く見られました。

このブログもキャッシュレス化を推進すべくデビットカードのことを書いているのですが、そういった利便性の他にもメリットはあります。その一つがお金の透明化です。

例えば、デビットカードでの買い物は家計管理に向いている、という内容の記事を書きました。

デビットカードが家計管理に向いている4つの理由

デビットカードは買い物の履歴がきちんと残るので、今いくらお金があるか明確に把握することができるのです。

また、そのお金の透明化が脱税防止につながることから、お隣の韓国ではクレジットカード減税なるものがあるという記事も書きました。

韓国ではクレジットカードで節税が当たり前?

キャッシュレス化に反対の意見

いくつかある反対意見をまとめると、

1.お金を無意識にたくさん使ってしまうのではないか

2.天変地異が起きてシステムダウンしたらどうなるのか

3.犯罪が心配

と集約することができます。

1.お金を無意識にたくさん使ってしまうのではないか

デビットカードですと、お金を使った瞬間に預金口座から引き落とされます。スマホがあれば、アプリで現在の預金を確認することができます。そのため、リアルタイムで自分の財産を理解できます。現金だと財布の中身は確認できても、使った履歴と預金残高は把握できません。どちらかというと、現金のほうがたくさんお金を使ってしまう可能性もあります。

2.天変地異が起きてシステムダウンしたらどうなるのか

これはたしかにごもっともですね。通信インフラが完全に遮断されたら、カードは使えなくなるでしょう。そういう意味では、完全にキャッシュをなくすのは難しいかもしれませんね。

ただ、現金は津波で流されたらなくなってしまいますが、預金はカードが流されてもなくなりません。カードを再発行すればいいだけの話ですからね。災害時、どっちが安全化はケースバイケースではないでしょうか。

3.犯罪が心配

カード特有の犯罪はあります。クレジットカードの犯罪についてはこちらの記事にまとめてあります。元SMAPの中居正広さんもカード詐欺の被害にあっているなど、誰にでも被害者になる可能性があるのです。

デビットカード詐欺、手口、その対策とは

現金を持っていても犯罪に遭います。例えば財布を盗まれたら、現金は確実に使われるでしょう。ではカードはどうでしょうか?カード会社に連絡して止めて貰えば使われる心配はありません。また、カードは補償がついているので、悪用されてもその分は補償されるはずです。ですが現金は使われたらもどってきません。犯罪については、キャッシュレス化するほうが安全ではないかなと思っています。

まとめ

キャッシュレス社会へと、ゆるやかかつ目に見えるスピードで変化しています。日本は世界の中でも現金主義であるといわれています。その中で変化をすることに対してストレスを感じる人も少なくないでしょう。キャッシュレス化は、日本の場合は無理にすすめることなく、自然とサービスがそうなっていく流れになると思います。クレジットカードのような信用取引ではなく、デビットカードのような即時決済タイプのシステムが普及すれば、もっと自然にキャッシュレス社会へとなっていくのではないでしょうか。