ガソリンスタンドでデビットカードは使える?使えるカード一覧と、おすすめできない理由

ガソリンをセルフで入れるときなど、お釣りがかさばらないようにと1円単位でピッタリ合わせたりする人も多いかもしれません。

有人のガソリンスタンドでも気を利かせてピッタリで端数がでないように入れてくれる店員さんもいますが、最初からクレジットカード払いにしてしまえば、そんな手間も必要ありませんね。

デビットカードは基本的には使えない

ガソリンスタンドはVISA、Masterなど有名どころのクレジットカードは使うことができますが、デビットカードは使えないものが多いです。

これは実は支払いの順番にその理由があります。

通常の買い物ですと、ほしいものをレジに持っていったあと、クレジットカードやデビットカードで決済をしますよね。実はガソリンスタンドは逆で、先にカード情報を読み込ませた上で、ガソリンを注入します。つまり、カード情報を読み込んだ時点で、支払いがいくらになるかわからないという問題があります。

デビットカードは即時銀行口座から引き落としがあるため、ガソリンスタンドではこのシステムだとマイナスになって引き落としできない、となると困ってしまうので、使えないということなのです。

Suicaなど電子マネーは特殊

同じように、ガソリンスタンドはセルフだとSuicaなど電子マネーにも対応しています。

これも実は面白い仕組みでして、先にSuicaの残高を全額ガソリンスタンドに引き落とされ、必要なガソリン代を徴収したあと、残りの金額が戻ってくる仕組みになっています。

これはちょっとややこしいですが、これも未払いになるリスクを避けるための措置です。

デビットカードも同じような仕組みにすればいいのにな、とは思うのですが、おそらく機械側で銀行口座の残高を把握することはできない仕組みになっているのでしょうね。

ガソリンスタンドでも使えるデビットカード

条件付きで利用可能

実は、ガソリンスタンドでも使えるデビットカードがあります。使えるカードは以下の通りです。

  • JNB Visaデビット(ネット銀行)
  • 楽天銀行デビットカード(ネット銀行)
  • 住信SBIネット銀行デビットカード(ネット銀行)
  • SURUGA Visaデビットカード(地方銀行)
  • 北國Visaデビットカード(地方銀行)

使えるといっても、条件があります。

残高が一定以上の金額がある場合、としているカードが多いです。とはいえその残高も数千円から1万円程度ですので、普段使いでしたらそこまで気にする必要はないかもしれませんね。

引き落としのタイミングに注意

即時引き落としが基本のデビットカードですが、ガソリンスタンドで使う場合はだいたい1,2週間、長くて一ヶ月ほどかかるカードもあります。

そのため、予期しないタイミングで引き落とされ支払いに支障がでるケースもありますので、利用の際には気をつけなければなりません。

おすすめはできない

あまり頻繁にガソリンスタンドを利用するわけじゃないのであればいいかもしれませんが、即時引き落としによる口座管理といったデビットカードのメリットは活かせれません。

むしろ、一部が後日引き落としになるというのは、まとめて同時に引き落としされるクレジットカードよりも管理が難しく、普段使いを想定するのであれば、クレジットカードを使うか、なければSuicaといった電子マネー、もしくは現金を使うほうが懸命かもしれません。

とはいえ、ポイントも貯まるというメリットは活かせますので、利用の際は残高や口座管理に気をつけてくださいね。